みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は続落、株高でリスク許容度改善 長期金利は一時0.390%に上昇

配信日時:2023/06/28 15:18 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落した。前日の欧米市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。日経平均株価の上げ幅が600円を超え、投資家のリスク許容度が上向いたことも、安全資産と位置付けられる国債への売りを促した。  ECB(欧州中央銀行)のラガルド総裁は27日、ECB年次フォーラムにおいて「ECBが近い将来、政策金利がピークに達したと完全に自信を持っていえるようになる可能性は低い」と発言した。米国では5月の耐久財受注や新築住宅販売件数が増加するなど、景気に対する前向きな見方が広がった。欧米での利上げの長期化観測が強まったことは、円債相場の地合いを悪化させた。  28日は利付国債の入札や定例の国債買い入れオペといった需給イベントがなく、外部要因のほかに手掛かり材料難の1日となったが、日経平均株価が後場に水準を切り上げると、債券先物は下げ幅を拡大した。  先物9月限は前営業日比22銭安の148円60銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.015%高い0.385%に上昇した。一時0.390%をつける場面があった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ