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外為サマリー:財務官発言が影響し一時143円70銭台に伸び悩む

配信日時:2023/06/28 10:18 配信元:MINKABU
 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円80銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭弱のドル高・円安となっている。  27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円07銭前後と前日に比べて55銭程度のドル高・円安で取引を終えた。6月の米消費者信頼感指数をはじめ市場予想を上回る米経済指標が相次いだことを手掛かりに、一時144円17銭まで上値を伸ばした。  ただ、昨年11月上旬以来のドル高・円安水準をつけたことで利益確定の動きが出やすく、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状となっている。神田真人財務官が朝方に為替動向について「高い緊張感を持って注視し、行き過ぎた動きがあれば適切に対応する」と述べたことも影響しているようで、午前9時20分ごろには143円73銭まで伸び悩む場面があった。一方、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁のタカ派発言を手掛かりに、一時157円94銭と08年9月以来の水準をつけたユーロ円相場も上値が重くなっている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0955ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=157円53銭前後と同55銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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