寄り付き概況

日経平均は269円高でスタート、スズキや三菱商などが上昇

配信日時:2023/06/28 09:37 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32807.84;+269.51TOPIX;2270.07;+16.26


[寄り付き概況]

 28日の日経平均は269.51円高の32807.84円と5日ぶり反発して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は反発。ダウ平均は212.03ドル高の33926.74ドル、ナスダックは219.89ポイント高の13555.67で取引を終了した。新築住宅販売件数や消費者信頼感指数が予想を上回り、景気減速への懸念が後退し、買いが先行。金利が上昇する中ではあったが、前日に大きく下落した電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)や半導体エヌビディア(NVDA)などハイテク株の買い戻しが強まり、相場全体を押し上げた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.65%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数
(SOX指数)が3.60%上昇とダウ平均(0.63%上昇)と比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、日経平均は昨日までの4日続落で1000円を超す下落となったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。
一方、引き続き、6月末にかけての機関投資家のによる分配金捻出のための換金売りなどによる需給悪化が警戒され、株価の重しとなったがリバランス(資産配分の調整)
目的の売りや、7月に決算を迎える 上場投資信託(ETF)運用会社、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、輸送用機器、電気機器、卸売業、証券商品先物、パルプ・紙などが値上がり率上位、海運業、鉱業、石油石炭製品、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、スズキ<7269>、三菱商<8058>、ヤマハ発<7272>、トヨタ<7203>、NTT<9432>、ニデック<6594>、東エレク<8035>、丸紅<8002>、三菱商<8058>、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、キーエンス<6861>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>、JAL<9201>、ルネサス<6723>などが上昇。他方、川崎船<9107>、INPEX<1605>、JSR<4185>、ロイヤルHD<8179>、SUMCO<3436>などが下落している。

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