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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.350%に低下

配信日時:2023/06/26 15:38 配信元:MINKABU
 26日の債券市場で、先物中心限月9月限は7日続伸。欧米の景気悪化が意識されるなか、安全資産とされる債券に買いが入りやすかった。  米S&Pグローバルが23日に発表した6月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)速報値の総合指数が5カ月ぶりの低水準となったほか、6月の米PMI速報値の総合指数が3カ月ぶりの低水準となり、いずれも市場予想を下回った。これを受けた前週末の欧米市場では長期金利が低下し、東京市場もこの流れを引き継ぐかたちでスタート。朝方に日銀が公表した6月15~16日開催分の金融政策決定会合の「主な意見」では、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)について「将来の出口局面における急激な金利変動の回避、市場機能の改善、市場との対話の円滑化といった点を勘案すると、コストが大きい。早い段階で、その扱いの見直しを検討すべき」との意見が出ていたことが明らかになったが、相場への影響は限定的だった。時間外取引での米長期金利の低下などを手掛かりに、債券先物は午後に入って一段と上値を伸ばし、引け間際には一時149円06銭をつける場面があった。  先物9月限の終値は前週末比23銭高の149円01銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.015%低下の0.350%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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