みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:米利上げ継続観測から一時143円80銭台に上昇

配信日時:2023/06/26 07:48 配信元:MINKABU
 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円70銭前後と前日に比べ60銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=156円66銭前後と同10銭強のユーロ安・円高だった。    この日に米S&Pグローバルが発表した6月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値で、総合が53.0(市場予想は53.5程度)と3カ月ぶりの低水準となったことを受け、ドル円相場は米景気の悪化懸念から142円60銭台まで軟化する場面があった。ただ、サービス部門PMI速報値が54.1と市場予想(54.0程度)を上回ったことで、米経済の底堅さが意識されるとともにドル買い・円売りが流入。また、前日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派発言に続き、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁がインタビューで「今年はあと2日の利上げが非常に妥当」などと発言したこともドルの買い手掛かりとなった。米利上げ継続観測が強まるなか、大規模な金融緩和策を続ける日銀との方向性の違いに着目したドル買い・円売りもあり、一時143円87銭と昨年11月以来のドル高・円安水準をつけた。一方、6月のユーロ圏PMI速報値が市場予想を下回ったことが影響し、ユーロは軟調な展開だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0894ドル前後と前日に比べて0.0060ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ