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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、日銀オペ無難通過で長期金利0.365%に低下

配信日時:2023/06/23 15:30 配信元:MINKABU
 23日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅続伸した。日銀の国債買い入れオペでオファー額が据え置かれ、買い入れ結果が無難となったことを受け、買い安心感が広がった。英国などで中央銀行の利上げが相次いだことや、米国の利上げ観測の強まりを背景とした欧米市場での債券安の流れを引き継いだものの、朝安後は切り返す展開となった。  日銀が23日に実施した定例の国債買い入れオペは「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」の4本。オファー額が減額されるとの警戒感が市場の一部にあったが変更はなく、買い入れ結果は債券需給に対する前向きな見方を強めた。株安も安全資産と位置付けられる国債への買いを誘う要因となった。  債券先物は朝方、軟調に推移していた。英イングランド銀行(中央銀行)のほか、スイスやノルウェーでも中央銀行が利上げに踏み切った。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による米上院での証言がタカ派的と受け止められたほか、ボウマンFRB理事も利上げに前向きな姿勢を示した。欧米の長期債相場の下落(金利は上昇)は重荷となった。  先物9月限は前営業日比2銭高の148円78銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%低い0.365%をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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