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外為サマリー:一時143円40銭台に上昇、日米金融政策の違いを意識

配信日時:2023/06/23 15:14 配信元:MINKABU
 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=143円38銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円60銭程度のドル高・円安となっている。  米連邦準備理事会のパウエル議長が22日に行った上院銀行委員会での証言で「米連邦公開市場委員会(FOMC)は年内にあと1回、もしくは2回の利上げを行うことが適切だと広範に感じている」と発言したことや、ボウマンFRB理事がイベントで「インフレを押し下げるために追加利上げが必要だ」との見解を示したことで、米金融引き締めの長期化を意識したドル買い・円売りが優勢だった。午前10時40分過ぎには日本の通貨当局による円安牽制が警戒され142円81銭まで伸び悩む場面もあったが、金融緩和策を維持する日銀とFRBとの金融政策の違いに着目したドル買いが断続的に流入。今晩に発表される6月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回ればドル高・円安が加速する可能性があるなか、午後2時50分過ぎには一時143円44銭まで上値を伸ばした。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0933ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円76銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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