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外為サマリー:当局による円安牽制を警戒し一時142円90銭台に伸び悩む

配信日時:2023/06/23 10:13 配信元:MINKABU
 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円09銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円30銭程度のドル高・円安となっている。  22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円11銭前後と前日に比べて1円20銭強のドル高・円安で取引を終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派発言などを手掛かりに、一時143円23銭と昨年11月以来のドル高・円安水準をつけた。  ただ、足もとで急速に円安が進んでいることから日本の通貨当局が牽制姿勢を強めてくる可能性があり、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状。週末を控えた持ち高調整の動きなどもあり、午前8時40分ごろには142円95銭まで伸び悩む場面があった。とはいえ、米金融引き締めの長期化観測が強まるなか、日銀との金融政策の方向性の違いから積極的には円を売りにくく下値は限定的となっている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0955ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円75銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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