みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:米金融引き締め長期化観測強まり一時143円20銭台に上昇

配信日時:2023/06/23 08:05 配信元:MINKABU
 22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円11銭前後と前日に比べ1円20銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=156円79銭前後と同90銭程度のユーロ高・円安だった。    この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が弱い内容となり、ドル円相場は朝方に141円76銭まで軟化する場面があった。ただ、その後は大規模な金融緩和を継続する日銀と、利上げバイアスを維持する米国との方向性の違いを意識したドル買い・円売りが優勢となった。米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事がイベントで「インフレを押し下げるために追加利上げが必要だ」との見解を示したほか、パウエルFRB議長が上院銀行委員会での証言で「米連邦公開市場委員会(FOMC)は年内にあと1回、もしくは2回の利上げを行うことが適切だと広範に感じている」と発言したことが伝えられるとドル買いが活発化。米金融引き締めの長期化観測が強まるなか、一時143円23銭と22年11月以来のドル高・円安水準をつけた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0956ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ