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外為サマリー:一時141円60銭台に軟化したあとは下げ渋る

配信日時:2023/06/22 10:26 配信元:MINKABU
 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=141円89銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭弱のドル安・円高となっている。  21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=141円88銭前後と前日に比べて40銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米利上げの継続観測から一時142円36銭と昨年11月中旬以来のドル高・円安水準をつけたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が想定ほどタカ派的ではなかったと受け止められて伸び悩んだ。  パウエルFRB議長が質疑応答で「向こう数カ月に利上げを継続するが、ペースはより緩やかなものにすることが理にかなう可能性がある」「プロセスの初期段階で利上げのペースは重要だったか、今はさほど重要ではない」と述べたことが影響し、東京市場のドル円相場は軟調にスタート。午前8時50分過ぎには141円66銭まで軟化する場面があった。ただ、日銀が金融緩和姿勢を維持していることから積極的には円を買いにくく、午前9時10分過ぎには141円80銭台に下げ渋った。一方、欧州中央銀行(ECB)による利上げ長期化思惑などを背景としたユーロ買いが目立っている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0988ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0075ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=155円91銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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