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午後:債券サマリー 先物は続伸、欧米債高波及し長期金利0.370%に低下
配信日時:2023/06/21 15:23
配信元:MINKABU
21日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸した。前日の欧米債高を受けた買いが優勢となった。日銀が金融緩和策を修正するとの思惑が後退するなか、20日の国債大量償還を受けた再投資目的の資金流入も続き、円債相場の支援材料となった。
欧州市場では中国景気に対する不透明感が意識されたほか、ドイツの5月生産者物価指数(PPI)の前年比の伸びが鈍化したのもあって、長期債相場に上昇(金利に低下)圧力が掛かった。加えて、米国市場ではFRBのパウエル議長の議会証言を前にした持ち高調整目的の買いが入り、米長期債相場の押し上げ要因となった。
日銀は21日、植田総裁体制で初めての4月の金融政策決定会合の議事要旨を公表。イールドカーブ・コントロールの運用見直しに消極的な委員らの姿勢がみえたほか、物価上昇率に関しても、米欧のように高止まりする可能性は大きくないとの指摘があった。
更に日銀の安達誠司審議委員が同日、鹿児島県金融経済懇談会でのあいさつで、物価の先行きは長い目で見た場合、下振れリスクが大きいなどとしたうえで、金融緩和策の修正は時期尚早との考えを示した。日経平均株価が上昇するなかにあって、金融緩和環境が当面、続きそうだとの受け止めた投資家の円債買いが入ったようだ。
先物9月限は前営業日比14銭高の148円67銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回りは同0.015%低い0.370%に低下した。
出所:MINKABU PRESS
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