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午前:債券サマリー 先物は続伸、欧米債高が支援 長期金利は0.375%に低下

配信日時:2023/06/21 11:26 配信元:MINKABU
 21日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸した。前日の欧米市場における長期債相場の上昇(金利は低下)の流れが円債相場に波及した。  20日に中国人民銀行(中央銀行)が利下げに踏み切ったが、市場の期待に対して小幅な利下げとなったことで、中国景気に対する先行き懸念が強まった。欧州市場では5月のドイツの生産者物価指数(PPI)の前年比の伸びが鈍化したことも、債券買いを誘う要因となったほか、FRBのパウエル議長の議会証言を控え、持ち高調整目的の買いが米長期債の支えとなった。  日銀は21日、植田総裁体制で初めての4月の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。イールドカーブ・コントロールを巡っては、運用を見直す必要はないとの見方で一致。物価上昇率に関しても、何人かの委員が、米欧のように高止まりする可能性は大きくないと指摘した。緩和環境の継続を見込んだ投資家の買いも入ったようだ。  先物9月限は前営業日比14銭高の148円67銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは同0.010%低い0.375%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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