２０日の株式相場見通し＝弱含みもみ合いか、欧州株安も円安が下支え

　２０日の東京株式市場は、日経平均株価が３万３０００円台前半で売り買いを交錯させ、弱含みもみ合いの展開が予想される。前日の米国株市場が奴隷解放記念日（ジューンティーンス）の祝日に伴い休場であったことから手掛かり材料不足ともいえるが、欧州株市場はドイツ、フランス、英国など主要国の株価指数は総じて安かったことで、買い手控えムードが強まりやすい。欧州株市場では独ＤＡＸが前週末に史上最高値を更新するなど強調展開が続いており、足もとで利益確定の売りが優勢となった。ＥＣＢ専務理事のタカ派的な発言も市場のセンチメントを冷やしている。東京市場でも、欧州株安を受け引き続き利益確定の動きに押されやすい地合いとなりそうだ。ただ、海外投資家による日本株買いの動きに足もと変化は見られず、押し目は拾われ下値に対しても抵抗力を発揮する公算が大きい。また、外国為替市場でドル高・円安が進んでいることは輸出セクター中心に株価の下支え材料となりそうだ。 　日程面では、きょうは国際決済銀行（ＢＩＳ）国際資金取引統計・国際与信統計の日本分の集計結果開示、４月の鉱工業生産確報値、５月の主要コンビニエンスストア売上高など。海外では豪中銀の議事要旨（６月開催分）、６月の中国最優遇貸出金利、ハンガリー中銀の政策金利発表、５月の米住宅着工件数など。このほか、ウィリアムズＮＹ連銀総裁が討議参加予定。 出所：MINKABU PRESS

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