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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.390%に低下

配信日時:2023/06/19 15:38 配信元:MINKABU
 19日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。朝方の買いが一巡したあとは伸び悩む場面もあったが、午後は再び強含む動きとなり一時148円44銭まで上伸した。  債券先物は堅調にスタートした。日銀が16日まで開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を軸とした現行の大規模な金融緩和策を継続することを決めたほか、植田和男総裁が会合後の記者会見で「日銀が目指す物価上昇率2%の安定的な達成には、なお時間がかかる」と述べたことが買い安心感につながっているといった様子だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事や米リッチモンド連銀のバーキン総裁のタカ派的な発言を受け、前週末の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが重荷となったが、日銀の政策修正を巡る思惑が後退していることから断続的に買いが流入。超長期ゾーンの入札が来週27日の20年債入札まで予定されておらず、需給不安が少ないことや、日経平均株価が下落したことも債券先物相場を押し上げる要因となったようだ。  先物9月限の終値は前週末比11銭高の148円43銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.010%低下の0.390%と約1カ月ぶりの低水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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