寄り付き概況

日経平均は62円高でスタート、三菱UFJやニデックなどが買われている

配信日時:2023/06/19 09:31 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;33768.69;+62.61TOPIX;2308.94;+8.58


[寄り付き概況]

 19日の日経平均は前週末比62.61円高の33768.69円と続伸でスタート。16日の米国市場でダウ平均は108.94ドル安の34299.12ドル、ナスダックは93.25ポイント安の13689.57で取引を終了。利上げサイクル終了を期待した買いが続き、寄り付き後は上昇。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官がインフレが高過ぎるとし、追加利上げの必要性を繰り返したため、長期金利の上昇を警戒した売りが再燃し下落に転じた。また、株価指数先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つのデリバティブ取引の決済期日が重なるトリプルウィッチングであったため、テクニカルな要因が終日全体を翻弄した。加えて、連休を控えた手仕舞い売りが終盤にかけて加速し、下げ幅を拡大して終了。シカゴ日経225先物は大阪比25円高の33675円。本日の日経平均は、買いが先行してスタート。ただし、週明けの米国市場が祝日(Juneteenth National Independence Day)のため、海外勢のフローは限られるなか、寄り付き後早い段階でマイナスに転じる展開となっている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテ<6857>、ソシオネクスト<6526>、日本郵船<9101>などが売られている反面、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ニデック<6594>、ゆうちょ銀行<7182>などが買われている。業種別では、海運、その他製品、電気機器などが下落率上位で推移している。
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