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午後:債券サマリー 先物は小幅続落、長期金利0.420%に低下

配信日時:2023/06/15 15:47 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅続落。朝方の買いが一巡したあとは伸び悩みとなり、午後に入るとマイナス圏に沈んだ。  注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、大方の予想通り11会合ぶりに利上げが見送られた一方、米連邦準備理事会(FRB)メンバーの23年末の政策金利見通し(ドットチャート)の予想中央値は5.6%(前回3月時点の予想は5.1%)に引き上げられた。ただ、パウエルFRB議長がFOMC後の会見で「7月の利上げ再開はすべてのデータや状況次第」と述べたほか、インフレ抑制に自信を示したことで、前日の米長期債相場は反発(金利は低下)。これが東京市場に波及するかたちで、債券先物は午前9時40分過ぎに148円27銭まで上伸する場面があった。とはいえ、今晩は欧州中央銀行(ECB)理事会が開催され、15~16日には日銀金融政策決定会合が開かれるとあって積極的には動きにくく、買い一巡後は模様眺めムードが広がるとともに上げ幅を縮小。この日の時間外取引で米長期金利が上昇したことが重荷となり、午後には148円08銭まで下押した。なお、きょうは「残存期間1年超3年以下」「同5年超10年以下」「同10年超25年以下」「同25年超」を対象とする国債買いオペが行われたが、無難な結果となったことから相場への影響は限定的だった。  先物9月限の終値は前日比4銭安の148円08銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.420%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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