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午後:債券サマリー 先物は反落、欧米債安波及で長期金利は一時0.435%に上昇

配信日時:2023/06/14 15:25 配信元:MINKABU
 14日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。前日の欧米債安の流れが波及した。この日は定例の国債買い入れオペや利付国債入札といった需給イベントがなく、朝方の売りが一巡した後は膠着した展開となった。  5月の米消費者物価指数(CPI)の前年比の伸び率が4月から鈍化した。6月のFOMCでの利上げ見送りが織り込まれるなか、7月のFOMCでは利上げに踏み切るとの見方も根強い。欧州市場では、好調な雇用指標を受けて英2年債利回りが2008年以来の高水準に上昇。ECB(欧州中央銀行)の利上げ観測もあって、欧米の債券相場に下落(金利に上昇)圧力が掛かった。  14日まで開催のFOMCの結果発表を控えるなか、円債市場では取引時間中、様子見ムードが強まった。日経平均株価はこの日、一時600円を超す上げとなるなど、投資家のリスク許容度が上向いたものの、債券先物に対して下値を探る姿勢は限られた。  先物9月限は前営業日比14銭安の148円12銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは同0.010%高い0.425%で推移している。一時、0.435%まで上昇する場面があった。 出所:MINKABU PRESS

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