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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利0.415%に低下

配信日時:2023/06/13 15:39 配信元:MINKABU
 13日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。米債券高が支援材料となったほか、日銀が今週に開く金融政策決定会合での現状維持観測が相場を押し上げた。  12日の米長期金利は上昇する場面があったものの、米10年債入札を通過したことをきっかけに低下。ニューヨーク連銀が同日に発表した5月の消費者期待調査で、1年先のインフレ期待(中央値)が4.1%と21年5月以来の低水準となったこともあり、この日の時間外取引で米長期金利が一段と低下したことが国内債の買い手掛かりとなった。また、前週末に一部で「日銀は15~16日に開く金融政策決定会合で、長短金利を操作するイールドカーブ・コントロール(YCC)を軸とした現行の金融緩和政策の継続を決める公算が大きい」と報じられたことなどから、日銀会合の無風通過を予想する向きが増えていることも買い安心感につながっているもよう。この日は財務省による流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)が実施され、応札倍率が2.87倍(前回は2.80倍)となったことも好感され、債券先物は午後に一時148円35銭まで上伸した。  先物9月限の終値は前日比17銭高の148円26銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.415%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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