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外為サマリー:139円30銭台を回復、日米金融政策の方向性の違いを意識

配信日時:2023/06/09 15:13 配信元:MINKABU
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=139円31銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭程度のドル安・円高となっている。  米労働省が8日に発表した前週分の新規失業保険申請件数が26万1000件(市場予想は23万5000件程度)となり、2021年10月下旬以来の高水準となったことで、米景気の後退を意識したドル売り・円買いで朝方には一時138円76銭まで軟化した。ただ、市場では13~14日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られるとの見方が多い一方、7月の会合での利上げ再開を見込む向きも少なくないことがドルを下支え。日銀の植田和男総裁が衆院財務金融委員会で「粘り強く金融緩和を継続していく」と強調したことが伝えられると、金融引き締めを続ける米連邦準備理事会(FRB)との方向性の違いを意識したドル買い・円売りが流入した。日経平均株価が大幅高となるなど投資家のリスク資産選好姿勢が強まったことも安全通貨とされる円の重荷となり、ドル円相場は午後2時50分ごろに139円38銭をつける場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0778ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0065ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=150円15銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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