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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.435%に上昇

配信日時:2023/06/08 15:47 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は3日ぶりに反落。米債券安を受けた売りが一巡したあとは下げ渋る場面もあったが、米金利の先高観が強いことから戻りは鈍かった。  6日にオーストラリア準備銀行(中央銀行)が2会合連続で利上げし、7日にはカナダ銀行(中央銀行)が3会合ぶりの利上げを決めたことで、前日の米債券市場では世界的なインフレ圧力の根強さが意識された。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測を背景に、米長期債相場が3日ぶりに反落(金利は上昇)したことから国内債にも売りが先行。前日に欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁やクノット・オランダ中銀総裁らが一段の利上げを呼び掛けたことを受け、欧州債利回りが上昇したことも重荷となり、債券先物は寄り付き直後に一時148円62銭まで軟化した。その後は押し目買いもみられたが、時間外取引で米長期金利が高止まりしていたことから追随する動きは広がらず。この日は財務省が流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)を実施したが、市場では無難な結果と受け止める向きが多く相場の反応は限定的だった。  先物6月限の終値は前日比22銭安の148円62銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.025%上昇の0.435%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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