米外為市場サマリー：一時１３９円９０銭台に上昇するも伸び悩む

　６日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１３９円６３銭前後と前日に比べ５銭程度のドル高・円安。ユーロは１ユーロ＝１４９円３２銭前後と同２０銭強のユーロ安・円高だった。 　 　この日にオーストラリア準備銀行（豪中央銀行）が市場予想に反して利上げを決めたことで、世界的なインフレ圧力の強さが改めて意識された。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による金融引き締めの長期化を見込んだドル買い・円売りに押し上げられるかたちで、ドル円相場は一時１３９円９９銭まで上伸した。ただ、目立った米経済指標がなかったことから模様眺めムードが広がりやすく、ドルは買い一巡後に伸び悩み。１４０円ラインに接近する場面では戻り売りが出たほか、米長期金利が低下に転じたこともドルの重荷となった。一方、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が発表した４月のユーロ圏消費者予測調査で１年先と３年先のインフレ期待が前月から低下したことを受け、ユーロは対ドルや対円で軟調だった。 　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０６９３ドル前後と前日に比べて０．００２０ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所：MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.