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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.435%に上昇

配信日時:2023/06/05 15:32 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月6月限は5営業日ぶりに反落。米労働市場の堅調さを示す経済指標を受け、前週末の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが影響した。  2日に米労働省が発表した注目の5月雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比33万9000人増と市場予想の19万人を大きく上回った。同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が改めて強まり、この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物に売りが先行した。加えて、バイデン米大統領が3日に上下両院が可決した債務上限停止法案に署名し、デフォルト(債務不履行)に陥る事態が回避されたことも投資家心理の改善につながり、日経平均株価が大幅高となるなどリスクオン地合いとなったことも安全資産とされる債券の重荷となった。午後に入ると、財務省があす6日に実施する30年債入札を控えた持ち高調整とみられる売りも出て、一時148円51銭まで軟化した。  先物6月限の終値は前週末比24銭安の148円58銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.025%上昇の0.435%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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