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外為サマリー:一時138円60銭まで軟化、米雇用統計控え戻り限定的

配信日時:2023/06/02 15:20 配信元:MINKABU
 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=138円89銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円00銭強のドル安・円高となっている。  今月13~14日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測がドルの重荷となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン理事が5月31日に「次回会合で利上げを見送ることにより、FOMCはより多くのデータを見てから追加引き締めの程度について決定できるだろう」と述べたほか、前日には米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁が「インフレ率の低下ペースは失望するほど遅いものの、FRBが金利を大幅に引き上げる必要はないかも知れない」との認識を示すなど、足もとでハト派的な発言が相次いでいることが背景。また、前日に発表された米5月ISM製造業景況指数が前月から悪化するなど、米経済指標の一部にインフレ圧力の緩和がみられることも利上げ局面の終わりが近いとの見方につながっている。ドル円相場は午後0時20分ごろに138円60銭をつけたあとは下げ渋る動きとなったが、今晩に米5月雇用統計の発表を控えているとあって積極的には動きにくく戻りは限定的だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0771ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0100ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=149円60銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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