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外為サマリー:一時138円60銭台に軟化、米利上げ観測の後退が重荷

配信日時:2023/06/02 10:19 配信元:MINKABU
 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=138円95銭前後と前日の午後5時時点に比べて95銭程度のドル安・円高となっている。  1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=138円80銭前後と前日に比べて50銭強のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された米5月ISM製造業景況指数が前月から悪化したことなどが影響し、一時138円40銭台に軟化した。  今月13~14日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測が強まっていることがドルの重荷となっており、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開。前日には米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁が「インフレ率の低下ペースは失望するほど遅いものの、米連邦準備理事会(FRB)が金利を大幅に引き上げる必要はないかも知れない」との認識を示した。米長期金利が低下していることから日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが出やすく、午前9時10分ごろには138円67銭をつける場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0762ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0090ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=149円53銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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