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午後:債券サマリー 先物は続伸、10年債入札結果を受け買い安心感

配信日時:2023/06/01 15:36 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月6月限は3日続伸。朝方の買いが一巡したあとは下げに転じる場面もあったが、10年債入札を無難に通過した安心感から切り返した。  5月31日の米長期債相場は3日続伸となった。今月13~14日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)について、同日に米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン理事や米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁が利上げ見送りを支持する姿勢を示したことが米金利低下につながった。これが東京市場に波及するかたちで債券先物は堅調に始まったものの、米下院で債務上限停止法案が可決されたことが伝えられると軟化。債務不履行(デフォルト)の回避に向けて前進したことが安全資産とされる債券の重荷となった。とはいえ、この日に財務省が実施した10年債入札の結果が判明すると、一定の需要が確認できたことを手掛かりとした買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(5月9日)の9銭から縮小したことや、応札倍率が3.69倍と前回の3.60倍を上回ったことが好感され、債券先物は午後に一時148円77銭まで上伸した。  先物6月限の終値は前日比14銭高の148円74銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.415%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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