みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.430%で横ばい

配信日時:2023/05/30 15:54 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。ただ、全般的に模様眺めムードが強く、朝方に148円65銭まで上伸したあとは上値が重くなった。  前日の欧州市場でドイツの長期金利が低下したことを手掛かりに買いが先行したものの、29日は米国がメモリアルデー、英国がスプリング・バンク・ホリデーの祝日だったため手掛かり材料難は否めず追随する動きは広がらなかった。この日は日銀の植田和男総裁が参院財政金融委員会に出席し、「賃金が継続的に上昇していくなかでの持続的・安定的な2%の物価上昇の達成にはまだ間があると考えているので、粘り強く金融緩和をというスタンスだ」と述べたが、発言に目新しさがなかったことから相場の反応は薄かった。きょう行われた2年債入札の順調な結果も相場を押し上げる材料には至らず、午後には6月1日に財務省が実施する10年債入札を控えた持ち高調整の売りなどで一時148円45銭まで押された。なお、2年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が7厘と前回(4月26日)の1銭から縮小し、応札倍率は3.77倍と前回の3.70倍を上回った。  先物6月限の終値は前日比10銭高の148円54銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.430%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ