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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.430%に上昇

配信日時:2023/05/29 15:32 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。日経平均株価が続伸するなどリスクオンの地合いとなるなか、安全資産とされる債券の需要が後退した。  前週末26日の米長期債相場は3連休を控えた買い戻しなどで3日ぶりに反発(金利は低下)し、この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は小高く始まった。ただ、前週末に発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数でインフレ圧力の根強さが示され、米金利の先高観が依然として根強いことから先物はすぐに軟化。加えて、バイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長が27日、米政府債務の上限引き上げで基本合意したことを受け、投資家のリスク選好意欲が強まったことも影響した。この日に実施された日銀の国債買いオペは、「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が前回から低下するなど需給の底堅さが示される結果となったが、今晩は米英市場が休場となることから様子見ムードが広がりやすく戻りは限定的。今週は5月30日に2年債入札、6月1日に10年債入札が予定されていることから持ち高調整売りが出やすいこともあり、先物は午後に一時148円42銭まで軟化した。  先物6月限の終値は前週末比12銭安の148円44銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.015%上昇の0.430%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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