寄り付き概況

日経平均は471円高でスタート、レーザーテックやトヨタ自などが買われている

配信日時:2023/05/29 09:27 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;31388.01;+471.70TOPIX;2171.27;+25.43


[寄り付き概況]

 29日の日経平均は前週末比471.70円高の31388.01円と大幅に3営業日続伸でスタート。26日の米国市場でダウ平均は328.69ドル高の33093.34ドル、ナスダックは277.59ポイント高の12975.69で取引を終了。債務上限交渉についてマッカーシー下院議長が進展があったと明らかにし、妥結期待から買いが先行。経済指標では、4月個人消費支出(PCE)コアデフレーターが予想を上回ったものの、5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が改善した一方で1年期待インフレ率が予想外に低下したことが好感された。

 また、人工知能(AI)技術革命を期待したハイテク株買いが続き、相場を押し上げた。主要株価指数は終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比540円高の31500円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はギャップアップから取引を開始。債務上限交渉について、バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が基本合意に達したことはポジティブ。ただし、今週も米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えるなか、徐々にこう着感が強まるとの声も聴かれている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、三菱商事<8058>、ファーストリテ<9983>、三菱重工<7011>、丸紅<8002>、HOYA<7741>、ホンダ<7267>など主力処は全般買われている。業種別では、卸売、電気機器、精密機器などが上昇率上位で推移している。

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