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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.380%に低下

配信日時:2023/05/22 15:31 配信元:MINKABU
 22日の債券市場で、先物中心限月6月限は3営業日ぶりに反発。米債務上限問題に対する楽観的な見方が後退するなか、先行きを警戒した買いが優勢だった。  市場参加者の関心が米国の債務上限問題に集中している。19日に行われた与野党協議は、野党・共和党の交渉担当者が退席したことが伝えられるなど難航。米ホワイトハウスは21日、バイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長が22日午後に会談することを明らかにした。再協議を控えてリスク回避的な動きが出やすく、安全資産とされる債券に買いが流入。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が19日にワシントンで開催された会議で「最近の銀行セクターにおける混乱の余波がFRBに対する利上げ圧力を幾分軽減している」と述べ、米金融引き締めの長期化観測がやや後退していることも債券相場を押し上げる一因となった。この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服していたこともあり、債券先物は午後に148円90銭まで上伸する場面があった。  先物6月限の終値は前週末比17銭高の148円82銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.020%低下の0.380%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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