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午後:債券サマリー 先物は続落、米債安重荷・流動性供給入札は無難に通過
配信日時:2023/05/19 15:34
配信元:MINKABU
19日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落した。前日の米債安が重荷となったほか、日経平均株価がバブル後高値を更新するなど投資家のリスク許容度も上向き、先物への売りを促した。財務省が実施した流動性供給入札は波乱なく通過した。
米国市場では米連邦準備制度理事会(FRB)高官によるタカ派的な発言で、早期の利上げ停止観測が後退。米債務上限問題を巡り、妥結への前向きな見方が広がったことも債券売りを促し、米長期金利は上昇(長期債相場は下落)した。
流動性供給入札(残存期間5年超15年以下)の結果は、最大落札利回り格差が0.007%、平均落札利回り格差が0.006%だった。応札倍率は3.72倍と、前回(4月18日)の4.76倍から低下したものの、市場の予想に沿って無難との受け止めが広がった。
一方、総務省が発表した4月の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は、前年同月比で3.4%上昇。市場予想と同水準となったが、日銀の物価目標である2%を上回る状況が続いた。この日、日銀の植田和夫総裁は衆院財務金融委員会に出席。物価に関する言及は得られなかったが、7月の展望リポートで23年度のコアCPI見通しが切りあがるとの見方が広がった。債券需給への安心感と、日銀の金融政策を巡る思惑が交錯する格好となり、先物は取引時間中、安値圏でもみ合いを続けた。
先物6月限は前営業日比21銭安の148円65銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回りは同0.020%上昇の0.400%で推移している。一時、0.405%まで上昇する場面があった。
出所:MINKABU PRESS
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