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午前:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は0.380%に低下

配信日時:2023/05/17 11:21 配信元:MINKABU
 17日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸した。前日の米長期債相場の下落(金利は上昇)を受けた売りが先行したものの、日本の財務省がこの日実施する20年債入札が無難な結果となりそうだとの期待感が広がると、買いを集めて切り返した。  4月の米小売売上高は市場予想を下回ったが、債務上限問題を巡り共和党のマッカーシー下院議長が、合意へ前向きな見方を示したと伝わり、投資家のリスク許容度の改善につながった。米製薬大手のファイザー<PFE>による大規模な起債計画が伝わったことも、債券需給が緩むとみた投資家の売りを促す要因となった。  財務省は20年債入札をこの日の午前に通告した。超長期債に対する国内機関投資家による投資意欲への期待は高く、無難な結果になるとの見方が先物への押し目買いを誘った。米長期金利の上昇が時間外取引で一服したことも、円債相場の下支え要因となった。  先物6月限は前営業日比8銭高の148円93銭で午前の取引を終えた。現物債市場では、新発10年債利回りは同0.010%低い0.380%に低下した。 出所:MINKABU PRESS

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