みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.390%に低下

配信日時:2023/05/16 15:48 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。前日の米債券安を受けた売りが一巡したあとは切り返し、午後には148円85銭まで上伸した。  15日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが国内債に影響し、債券先物は一時148円62銭まで軟化した。ただ、この日は米債務上限問題を巡ってバイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長との会談が予定されており、持ち高を一方向に傾ける動きは限定的。売り一巡後は時間外取引での米長期金利の上昇一服を手掛かりに持ち直す動きとなった。加えて、中国国家統計局が発表した4月の小売売上高や4月の鉱工業生産が市場予想を下回り、中国景気の先行き不透明感が意識されたことも安全資産とされる債券への買いを促した。とはいえ、きょうは財務省による国債入札や日銀定例の国債買いオペといった需給イベントがなかったほか、今晩に米4月小売売上高や米4月鉱工業生産の発表が予定されているとあって模様眺めムードが広がりやすく、一段と上値を買い上がる勢いには乏しかった。なお、あす17日は財務省による20年債入札が予定されている。  先物6月限の終値は前日比15銭高の148円85銭となり、この日の高値で取引を終えた。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.390%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ