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午後:債券サマリー 先物は4日ぶり反落、長期金利0.405%に上昇

配信日時:2023/05/15 15:53 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月6月限は4営業日ぶりに反落。足もとでの上昇に対する反動に加え、米長期金利が上昇基調にあることが影響した。  前週末12日の米長期債相場は反落(金利は上昇)した。同日に米ミシガン大学が発表した5月の消費者調査で5年先の予想インフレ率が高水準となったほか、米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事が「米物価圧力が弱まらず、労働市場に鈍化の兆候が見られない場合は金融当局として追加利上げを行い、しばらくの間高水準に据え置くことが必要になる可能性が高い」との見解を示したことで、米金融引き締めの長期化観測が一段と強まった。これが東京市場にも波及し、債券先物は軟調にスタート。日経平均株価が続伸するなど、リスク選好地合いとなったことも安全資産とされる債券の重荷となった。午後に入ると、時間外取引で米長期金利が一段と上昇したことを受けた売りが流入。この日に財務省が実施した5年債入札の結果は無難と受け止める向きが多かったが、相場を押し上げる材料には至らず、先物は148円67銭まで軟化する場面があった。なお、5年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(4月11日)の1銭からやや拡大し、応札倍率は3.70倍と前回の3.95倍を下回った。  先物6月限の終値は前週末比26銭安の148円70銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.020%上昇の0.405%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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