後場の寄り付き概況

後場の日経平均は22円安でスタート、住友鉱やアシックスなどが下落

配信日時:2023/05/11 12:55 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29099.67;-22.51TOPIX;2081.62;-4.29


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比22.51円安の29099.67円と、前引け(29062.04円)から下げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の日経225先物は29060円-29100円のレンジで強含み。ドル・円は1ドル=134.10-20円で午前9時頃とほぼ同水準。アジア市況は上海総合指数が前日終値を挟み一進一退となっている一方、香港ハンセン指数は上昇して始まったが下げに転じ0.1%ほど下落している。後場の東京市場は前引けに比べ買いが先行して始まった。前場は日経平均が29000円に近付いた水準で押し目買いが見られたことから、ここからの下値は限定的との見方がある。また、朝方軟調だったダウ平均先物が下値の堅い展開となっていることなどが安心感となっているもよう。一方、米国で今晩、4月の米卸売物価指数(PPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあり、また、米債務上限問題を巡る不透明感も意識され、利益確定売りも出やすいようだ。

 セクターでは、非鉄金属、海運業、倉庫運輸関連が下落率上位となっている一方、石油石炭製品、鉱業、サービス業が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、協和キリン<4151>、住友鉱<5713>、花王<4452>、アシックス<7936>、三菱重<7011>、JFE<5411>、日清食HD<2897>、川崎船<9107>、郵船<9101>、ホンダ<
7267>が下落。一方、邦チタニウム<5727>、富士フイルム<4901>、楽天グループ<4755>、ENEOS<5020>、アドバンテスト<6857>、パナHD<6752>、KDDI<9433>、日本製鉄<5401>、第一三共<4568>、ディスコ<6146>が上昇している。

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