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午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀の緩和継続観測からプラス圏に浮上

配信日時:2023/04/24 15:40 配信元:MINKABU
 24日の債券市場で、先物中心限月6月限は3日続伸。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る動きとなり、午後に入ってプラス圏に浮上した。  前週末21日に発表された米国とユーロ圏の4月の購買担当者景気指数(PMI)速報値が良好な内容となったことを受け、欧米の長期債相場が下落(金利は上昇)したことが東京市場に影響。また、23日に一部で「日銀が金融緩和策の点検・検証を実施する方向で調整に入ったことが分かった」と報じられ、日銀の政策修正が意識されたこともあり、債券先物は朝方に一時147円52銭まで軟化した。ただ、市場では27~28日に開かれる日銀金融政策決定会合に関して、大規模な金融緩和策が維持されるとの見方が依然として多く下値は限定的。日銀の植田和男総裁が衆院・決算行政監視委員会第1分科会で「基調的な物価見通しが改善しイールドカーブ・コントロール(YCC)の正常化が可能になるためには、物価見通しが2%前後となるだけでなく、見通し実現の確度が必要」との認識を示したことが伝えられると、緩和継続観測が強まるとともに先物が強含む動きとなった。  先物6月限の終値は前週末比6銭高の147円77銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%上昇の0.465%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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