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午後:債券サマリー 先物は反発、売り先行も持ち直す

配信日時:2023/03/07 16:37 配信元:MINKABU
 7日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。朝方は売りが優勢だったものの、売り一巡後は押し目買いなどで持ち直した。  債券先物は、6日の米長期債相場が下落した流れを引き継ぎ、前日比6銭安の146円75銭で寄り付いた。7日と8日に行われるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えるなか、直近発表された経済指標が良好な内容が多かったことから、タカ派的な発言への警戒感が台頭。ただ、今週は9~10日の日銀金融政策決定会合や10日の米2月雇用統計など重要イベントが相次ぐとあって様子見ムードが広がりやすく、持ち高を一方向に傾ける市場参加者は少ない。後場に入ると、時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことが下支えとなり、引けにかけて持ち直す展開となった。なお、この日に実施された30年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が19銭と前回(2月7日)の15銭からやや拡大した一方、応札倍率は3.00倍と前回の3.32倍を下回ったが、相場への影響は限定的だった。  先物3月限の終値は前営業日比6銭高の146円87銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前営業日比横ばいの0.500%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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