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米外為市場サマリー:強い米雇用指標を受け一時137円00銭台に上昇

配信日時:2023/03/03 07:55 配信元:MINKABU
 2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=136円77銭前後と前日に比べ60銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=144円94銭前後と同40銭弱のユーロ安・円高だった。    この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が19万件(市場予想は19万5000件程度)と米雇用市場の強さが示されたほか、22年10~12月期の米非農業部門労働生産性(改定値)で単位労働コストが前期比年率3.2%上昇と速報値(1.1%上昇)から上方修正されたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が改めて意識された。米長期金利が上昇するなか日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入し、ドル円相場は一時137円09銭まで上伸した。ただ、その後は利益確定などの売りで上げ一服商状。米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が「3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げが望ましい」と述べたことが伝わり、0.5%の利上げ観測が後退したこともドルの重荷となった。一方、ユーロは欧米金利差の拡大を受けて対ドルで軟調だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0597ドル前後と前日に比べて0.0070ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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