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午後:債券サマリー 先物は続伸、米債高受けた買い先行後は伸び悩む

配信日時:2023/03/01 15:36 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、債券先物中心限月3月限は続伸した。米国債券市場における長期債相場の下落(金利の上昇)に一服感がみられたことが相場の支えとなったが、買い先行後は伸び悩んだ。  前日の米国債市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが一時3.98%と、4%に接近する場面があったが、その後は買いを集めて長期金利は低下した。2月の米消費者信頼感指数が前月から低下するなど、低調な経済指標が債券買いを誘う要因となった。月末というのもあって、保有債券の年限長期化を目的とする機関投資家の買いも入ったとみられている。円債市場では米債高の流れを受けた買いが入り、債券先物は一時147円07銭まで買われた。  朝高後は上げ幅を縮小した。中国国家統計局が1日発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.6と、前月と比べ2.5ポイント上昇。市場予想を上回る水準となり、好不況の境目とされる50を2カ月連続で上回った。これを受けて香港のハンセン指数が大幅に上昇するなど、投資家のリスク選好姿勢が強まり、円債相場には重荷となった。  先物3月限は前営業日比4銭高の146円69銭で引けた。現物債市場で新発10年債利回りは前営業日と横ばいの0.500%で取引が成立した。 出所:MINKABU PRESS

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