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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.500%で横ばい

配信日時:2023/02/28 15:47 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。米長期金利の上昇一服が支援材料となったほか、債券需給の引き締まりが意識され堅調な展開だった。  27日に発表された1月の米耐久財受注が前月比4.5%減と前月の5.1%増から減少に転じたことを受け、同日の米長期債相場が反発(金利は低下)した流れが東京市場に波及。次期日銀総裁候補の植田和男氏が27日の参院での所信聴取で、24日の衆院での所信聴取と同様に現在の大規模な金融緩和策を継続する姿勢を示し、政策修正観測が後退していることも買い安心感につながった。加えて、この日に日銀が固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)や、幅広い担保を裏付けとして金融機関に資金を供給する「共通担保資金供給オペ」を実施したほか、機関投資家が月末に伴い保有する債券の平均残存年限を延ばすための買いを入れたとみられることも相場上昇に寄与したもよう。財務省が実施した2年債入札では応札倍率が4.11倍と前回の3.73倍を上回り、順調な結果となったことも追い風となり、債券先物は午後に146円70銭まで上伸する場面があった。  先物3月限の終値は前日比19銭高の146円65銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.500%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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