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午後:債券サマリー 先物は反落、米金融引き締めの長期化を警戒

配信日時:2023/02/27 16:22 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。堅調な米経済指標などを背景に、米金利が上昇傾向にあることから国内債は軟調な展開だった。  前週末24日に発表された1月米個人消費支出(PCE)物価指数は市場予想を上回る上昇となったことを受けて、インフレ圧力から米金融引き締めの長期化が意識された。同日の米長期金利は3.95%台に上昇した流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は売りが先行した。また、日銀の早期の政策修正への思惑が後退し為替がドル高・円安に振れたことも重荷となり軟調に推移。この日に実施された日銀の国債買いオペは無難な結果となったが、相場の反応は特にみられなかった。なお、日銀オペの結果は「残存期間3年超5年以下」の応札倍率が2.46倍(前回は3.07倍)、「同5年超10年以下」1.85倍(同3.33倍)、「同10年超25年以下」1.97倍(同3.02倍)、「物価連動債」3.20倍(同4.27倍)だった。  先物3月限の終値は前週末比14銭安の146円46銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前回取引が成立した22日と同じ0.500%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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