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午後:債券サマリー 先物は反落、米金利の先高観から売り優勢

配信日時:2023/02/21 15:58 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。手掛かり材料難のなか小安く始まり、その後も米金利の先高観などから軟調な展開が続いた。  前日20日は米全市場がプレジデントデーの祝日で休場だったが、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測は根強く、この日の時間外取引で米長期金利が上昇したことが影響したもよう。また、日銀の政策修正思惑がくすぶっていることも相場の重荷となっているようだった。こうしたなか、市場参加者の関心は22日に公表される1月31日~2月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨と、24日の日銀正副総裁候補の所信聴取に集まっており、全般は結果待ちといった様相。債券先物は下げ渋る場面もあったが、模様眺めムードが強いとあって戻りは鈍く、結局この日の安値で取引を終えた。なお、きょう実施された20年債の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が13銭と前回(1月19日)の2銭から拡大し、応札倍率は3.05倍と前回の3.36倍を下回った。  先物3月限の終値は前日比22銭安の146円43銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.505%と前日比0.005%上昇し、日銀が許容する変動幅の上限である0.5%程度を約1カ月ぶりに超えた。 出所:MINKABU PRESS

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