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午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀国債買い入れオペは無難と受け止められる

配信日時:2023/02/15 15:42 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸した。長期ゾーンを対象とした日銀の国債買い入れオペの結果は無難と受け止められ、短期的な下値不安を和らげた。  日銀が15日実施した定例の国債買い入れオペは、中長期・超長期ゾーンを対象とする4本ともに買い入れ予定額は据え置かれた。オペの結果のうち、長期ゾーンとなる残存期間5年超10年以下の応札倍率は2.40倍と前回の2.04倍から上昇したものの、市場では無難な結果となったとの見方が優勢で、債券の需給環境を巡る懸念が後退した。更にこの日、日銀は10年債のうちチーペスト銘柄(先物の決済で受け渡しに最も利用される銘柄)の358回債と、369回債などカレント3銘柄を対象とした固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)も通告した。債券投資家に、目先の金利の上昇余地(価格の下落余地)がないことを改めて印象付ける格好となった。  債券先物は朝方に一時146円68銭まで下落する場面があった。1月の米消費者物価指数は、総合指数が前年比6.4%上昇となった。伸び率は鈍化したものの市場予想を上回った。米国の金融引き締め政策が長期化するとの見方が米債売り(利回りは上昇)を促し、円債相場の重荷となった。  先物3月限の終値は前日比3銭高の146円84銭だった。現物債市場では、新発10年債の取引がまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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