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午後:債券サマリー 先物は続伸、米債券高が支援材料

配信日時:2023/02/14 15:56 配信元:MINKABU
 14日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。前日の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことが支援材料となり、寄り付きから買い優勢の展開だった。  市場参加者の関心が集まる14日発表の米1月消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で6.2%上昇と伸び率が前月の6.5%から縮小するとみられており、前日の米債券市場では持ち高調整の買いが入りやすかった。この日の時間外取引でも米長期金利は低下し、この流れが東京市場にも波及。きょうは日銀が幅広い債券を担保に金融機関に資金を貸し出す共通担保資金供給オペが実施され、応札額が3兆円台を維持するなどニーズの強さが示されたことも安心感を誘い、債券先物は午後に146円87銭まで上伸する場面があった。なお、政府は日銀の黒田東彦総裁の後任に経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用する人事案を国会に提示したが、既に複数のメディアが報じていたことから改めて材料視する動きはみられず、一部で27日に行われると報じられている所信聴取と質疑を見極めたいとする向きが多かった。  先物3月限の終値は前日比17銭高の146円81銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.500%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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