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米外為市場サマリー:米金融引き締め長期化観測根強く一時132円90銭台に上昇

配信日時:2023/02/14 08:02 配信元:MINKABU
 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=132円42銭前後と前週末に比べ1円00銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=141円99銭前後と同1円60銭程度のユーロ高・円安だった。    1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を14日に控えるなか、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方からドル買い・円売りが先行。日本政府が次期日銀総裁への起用を固めたと報じられている元日銀審議委員の植田和男氏が10日に「現在の日銀の政策は適切であり、現状では金融緩和の継続が必要であると考えている」と述べ、緩和修正が後退していることも円売りにつながり、ドル円相場は一時132円91銭まで上伸した。ただ、上昇していた米長期金利が低下に転じるとドル買いの勢いが鈍り、ニューヨーク連銀が発表した1月の消費者調査で3年先の予想物価上昇率(中央値)が2.7%と2年3カ月ぶりの低水準となったことも重荷となるかたちで132円20銭台に伸び悩む場面があった。一方、欧州連合(EU)の欧州委員会が公表した経済見通しで、ユーロ圏の23年の実質成長率を0.9%と前回22年11月から0.6ポイント上方修正したことを手掛かりに、ユーロが対ドルや対円で堅調だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0723ドル前後と前週末に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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