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米外為市場サマリー:米金利上昇を受け一時131円60銭近辺まで持ち直す

配信日時:2023/02/13 07:59 配信元:MINKABU
 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=131円36銭前後と前日に比べ20銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=140円39銭前後と同90銭強のユーロ安・円高だった。    複数のメディアが「日本政府が日銀の次期総裁に経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏を起用する方針を固めた」と報じるなか、ドル円相場は政策修正の思惑から欧州市場の序盤に一時129円81銭まで軟化した。ただ、その後は植田氏が記者団に対し「現在の日銀の政策は適切であり、現状では金融緩和の継続が必要であると考えている」と述べたことなどから下げ渋る展開。また、この日に米ミシガン大学が発表した2月の消費者態度指数(速報値)が66.4と22年1月以来の高水準となり、消費者が予想する1年先のインフレ率も4.2%と前月から0.3ポイント上昇したことで、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方が強まったこともドルを押し上げる要因となった。米長期金利が上昇を手掛かりに日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入し、131円60銭近辺まで持ち直す場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0678ドル前後と前日に比べて0.0060ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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