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午後:債券サマリー 先物は続落、日銀人事や米CPIにらみ模様眺め

配信日時:2023/02/10 15:46 配信元:MINKABU
 10日の債券市場で、先物中心限月3月限は5日続落。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る動きとなったが、模様眺めムードが強く戻りは限定的だった。  債券先物は朝方に一時146円47銭まで軟化した。9日に実施された米30年債入札が低調な結果となったことを受け、同日の米長期債相場が下落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及。米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁がインタビューで「インフレを確実に2%に戻すには利上げを継続することが重要」と述べたことなどから、米金融引き締めの長期化観測が根強いことも投資家心理の重荷となった。ただ、市場参加者の関心は来週14日の衆院議院運営委員会の理事会で政府が提示するとみられる日銀の正副総裁の人事案や、同じく14日に発表される米1月消費者物価指数(CPI)に向かっており、積極的な売買を手控える向きが多かった。午後には日銀が幅広い担保を裏付けとして資金を供給する「共通担保資金供給オペ」を14日に実施すると発表したが、相場を押し上げるまでには至らなかった。  先物3月限の終値は前日比15銭安の146円54銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.490%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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