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米タペストリーが通期利益予想引き上げ、「コーチ」が若者に人気

配信日時:2023/02/10 09:00 配信元:REUTERS

[9日 ロイター] - 米ファッションブランドのタペストリーは9日、2023年度通期1株利益を従来の3.60―3.70ドルから3.70―3.75ドルに引き上げた。バッグの「コーチ」が若い世代の人気を集め、さらに値上げできる余地があるとしている。

第2・四半期(10―12月)の1株利益は1.36ドルで、リフィニティブのIBESデータに基づく市場予想の1.27ドルを超えた。

レイモンド・ジェームスのアナリスト、リック・パテル氏は「プレミアムブランドが若い消費者にとって魅力になっているのに伴い、コーチはそのブランド力再構築に向けて多大な努力をしてきた」と評価した。

タペストリーによると、北米で獲得した新規顧客のおよそ半分は「Z世代」と「ミレニアル世代」だという。

複数のアナリストは、「マイケル・コース」を展開する同業カプリ・ホールディングスが百貨店からの需要鈍化で打撃を受けたのと異なり、タペストリーは直営店販売に力を入れてきたことが奏功し、依然として消費を取り込めているとの見方も示した。

一方、「ポロ」シリーズのスウェットやシャツなどを手がけるラルフローレンが発表した第3・四半期(10―12月)純売上高は前年同期比1%増の18億3000万ドルで、市場予想の17億6000万ドルを上回った。

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