日産の4─12月期は営業益51％増、値上げ寄与　通期販売30万台下げ

［東京　９日　ロイター］ - 日産自動車が９日に発表した２０２２年４─１２月期連結決算は、営業利益が前年同期比５１．４％増の２８９７億円だった。資材高騰が圧迫したが、販売奨励金の抑制や車両販売の値上げが寄与した。２３年３月期通期の業績予想は据え置いた。

半導体不足や中国での新型コロナウイルスの影響などで通期の世界販売計画は３４０万台と従来から３０万台引き下げた。

地域別の通期販売計画は、北米を従来の１１９万台から１０６万台に、中国を１２２万台から１０４万５０００台に、日本を４８万台から４７万台にそれぞれ下方修正した。

通期の営業利益予想は従来通りの前期比４５．６％増の３６００億円で、市場予想（ＩＢＥＳによるアナリスト１６人の予想平均値：３４５７億円）を上回っている。

通期業績予想の想定為替レートは１ドル＝１３４円（従来は１３５円）、１ユーロ＝１４０円（同１３７円）に見直した。

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