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クレディ・スイス、昨年の赤字が金融危機以来の高水準

配信日時:2023/02/09 16:10 配信元:REUTERS

[チューリッヒ 9日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイス・グループは9日、2022年の赤字が08年の金融危機以来の高水準になったと発表した。不祥事や業績の低迷で顧客の流出が前例のない規模に膨らんだ。

第4・四半期は13億9000万スイスフラン(15億1000万ドル)の純損失となった。同行がまとめたアナリストの予想(13億4000万フランの赤字)とほぼ一致した。

前年同期は20億フランの赤字だった。22年通年では72億9000万フランの純損失で2年連続の赤字となった。

同グループの純資産は過去3カ月で1105億フランの純流出となった。

中核のウェルス・マネジメント部門では927億フランの資金流出となり、アナリスト予想の619億フランを大きく上回った。この結果、同部門の運用資産残高は5405億フランとなった。

12月末の中核的自己資本(CET1)比率は14.1%と9月末の12.6%から上昇した。アナリスト予想は13.8%だった。

クレディ・スイスはまた、元取締役のマイケル・クライン氏の顧問会社を1億7500万ドルで買収したと発表した。同行の投資銀行部門であるCSファースト・ボストンに統合される。

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