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AGC、22年12月期は純損失31億円 減損1284億円計上

配信日時:2023/02/08 17:34 配信元:REUTERS

[東京 8日 ロイター] - AGCは8日、2022年12月期の連結純損益(国際会計基準)が31億5200万円の赤字に転落したと発表した。従来予想は920億円の黒字だったが、ディスプレイやプリント基板材料、ロシアでのガラス事業などで計1284億円の減損損失を計上した。

2022年12月期の売上高は前年比19.9%増の2兆0358億円(従来予想は2兆0500億円)、営業利益は同10.8%減の1839億円(同1900億円)だった。為替の影響などもあり増収となったが、原材料費や電力価格が上昇したほか、液晶用ガラス基板が大幅な需要減少の影響を受けた。

2023年12月期は売上高2兆1500億円(前年比5.6%増)、営業利益1900億円(同3.3%増)、当期利益870億円を見込む。自動車生産台数が緩やかに回復するほか、液晶用ガラス基板も需要回復を見込んでいる。

IBESがまとめたアナリスト9人のコンセンサス予想では、23年12月期の連結営業利益の平均値は1848億円。

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